『進撃の巨人』完結編前編は、エレンの死や地鳴らしの終息までを描いた物語ではありません。ハンジが命をかけて飛行艇の出発を支え、アルミンたちがエレンのもとへ到達します。最後は最終決戦へ踏み出したところで、後編へつながりました。
冬アニメとして紹介する対象は、2023年3月に放送された前編です。同年11月の後編まで一緒に説明すると、どこまでのネタバレなのか分かりにくくなります。そこで、この記事ではハンジとの別れから決戦突入までを中心に扱いましょう。
原作漫画は全34巻で完結しており、前編の続きを読むなら34巻が目安です。アニメの後編や、前後編を再構成した劇場版もすでに公開されています。各話版との違いも確認し、見たい場面へ迷わず進めるよう紹介します。
- ハンジの最期とアルミンへ託された調査兵団
- 地鳴らしを進めるエレンと仲間たちの対話
- 前編の終わり方と原作34巻からの続きを読む目安
- 初回放送・各話版・後編・劇場版の違い
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進撃の巨人 The Final Season 完結編 完結編前編のネタバレで物語の区切りを解説
ここからは、あらすじと結末、主要人物の選択を紹介します。完結編前編までのネタバレを含むため、視聴前の方はご注意ください。
完結編前編までのあらすじ
エレンが起こした地鳴らしは、海を越えて大陸の人々を襲います。かつて彼と過ごした仲間も、無関係な人々まで犠牲にする行動を止めようと動きました。調査兵団の生き残りとマーレの戦士たちは、対立を越えて協力します。
オディハで飛行艇の整備を進める一行でしたが、現れたフロックが燃料タンクを撃ちます。修理の時間を確保するため、ハンジはアルミンを次の団長に指名して巨人の群れへ向かいました。ハンジは命を落とすものの、その奮闘で仲間の出発は間に合います。
道での対話でもエレンを説得できず、一行はスラトア要塞付近へ到達します。空から始祖の巨人へ飛び降り、ライナーたちは獣の巨人の姿をした敵へ挑みました。前編は、アルミンがエレンの自由を問い、決戦に臨む場面で終わります。
見どころは自由への憧れと奪われる命の対比
前編は、エレンが求めた自由を素直な解放感だけでは描きません。空を見つめる彼の感覚と、地上で逃げ惑う人々の姿が突きつけられます。視点の違いを重ねることで、その自由が誰の犠牲の上にあるのかが浮かぶでしょう。
ハンジの戦いでは、敵を全滅させることより、仲間を出発させるまでのわずかな時間が重要です。飛行艇の修理と迫る巨人の距離が、行動の意味を具体的に伝えました。壮大な戦争の中で、一人がつないだ時間の重さが残ります。
さらに、かつて戦った者同士が同じ飛行艇に乗る関係も見逃せません。過去の行いを忘れて仲直りするのではなく、罪を抱えたまま協力する姿です。勝敗だけでなく、何を引き受けて進むのかに注目してみましょう。
登場人物の解説
物語の中心には、地鳴らしを進めるエレンと、それを止めたい仲間たちの対立があります。ミカサやアルミンは、昔の友人だからこそ簡単には割り切れません。親しい相手を止めるという苦しさが、最後の戦いに影を落とします。
ハンジとリヴァイは、多くの仲間を失いながら調査兵団を支えてきた人物です。前編では、団長として次の世代へ役目を渡すハンジの判断が大きな転機になりました。二人の短い別れには、長年の関係が凝縮されています。
一方で、ライナーやピークも、かつての敵と共同でエレンへ挑みます。アニは前編終盤の時点では船に残り、飛行艇からの降下には参加していません。同盟の全員が同じ場所にいるわけではない点も押さえてください。
エレン・イェーガー|自由を求めて進み続ける
エレンは、始祖の力を用いて地鳴らしを引き起こした人物です。かつて巨人に奪われた側だった彼が、今度は大勢の命を奪う側になっています。主人公の行動を、仲間も視聴者も問い直す展開でした。
前編では、少年ラムジーに向けた彼の涙も描かれます。被害を受ける人々に生活があると知りながら、進むことをやめられません。苦悩を抱いているからといって、行為の被害が消えるわけではないでしょう。
道で仲間に会ったエレンは、自分が進む自由と、仲間が止める自由を認めます。説得に応じて地鳴らしを中止することはありませんでした。自由という言葉が、対話の終わりと戦いの始まりを告げます。
ミカサ・アッカーマン|大切な相手を止めるために
ミカサは、エレンと長い時間をともにしてきた幼なじみです。彼を大切に思う気持ちと、その行動を止める必要との間に立っています。前編の時点で、感情をすべて断ち切れた人物として見るのは早いでしょう。
オディハでは、飛行艇を撃ったフロックを止めるために行動します。戦闘能力の高さは、限られた時間の中で仲間を守る力になりました。ただし、目の前の敵を倒しても、燃料の修理という問題は残ります。
エレンとの関係は、強さだけでは答えを出せない課題です。彼を止めたい願いと、失いたくない思いが重なっています。前編ではその葛藤を抱えたまま、最終決戦へ向かいました。
アルミン・アルレルト|第15代団長として受け継ぐ責任
アルミンは、エレンと壁の外の世界に憧れていた友人です。超大型巨人の力を持ちながら、可能であれば対話で止めたいと考えています。力を使えば終わるという単純な状況ではありません。
ハンジは最後の出撃前、アルミンを第15代調査兵団団長に指名します。これは役職の交代にとどまらず、残された者を率いる責任の継承でした。悲しむ時間さえ十分にないまま、次の判断が求められます。
前編の最後に、アルミンはエレンがどのように自由なのかを問いかけます。幼いころの共通の夢があるからこそ、今の行動との隔たりが際立ちました。相手を理解したい気持ちを残しながら、戦う覚悟を固めます。
ハンジ・ゾエ|仲間の出発を支えた最後の選択
ハンジは、第14代調査兵団団長として一行を率いてきました。オディハに巨人が迫る中、飛行艇を守るために自ら迎撃へ向かいます。仲間を先へ進ませるための選択です。
戦いで複数の巨人を倒し、修理と離陸に必要な時間をつなぎました。しかし、巨人の高熱にさらされて命を落とします。飛行艇が出発できたことと、ハンジが助かったことを混同してはいけません。
その後に描かれるエルヴィンたちとの再会は、生き返って任務へ戻る場面ではありません。仲間を送り出したハンジを、先に逝った兵士たちが迎える描写です。別れの悲しさと、役目を果たした安堵が重なりました。
リヴァイ・アッカーマン|傷を負っても残る者として
リヴァイは、数多くの戦いをくぐり抜けた調査兵団の兵士です。前編では以前の負傷が残り、万全の状態ではありません。それでも仲間とともに最後の戦いへ向かいます。
ハンジを見送る場面では、長い付き合いの重みが短い言葉に表れました。軽口を交わせる相手だからこそ、今度の別れが戻れないものだと伝わります。大げさな説明をしないやり取りが、かえって胸に響くでしょう。
飛行艇へ乗ることは、失った仲間を置き去りにする選択でもあります。生き残った者は、その死を受け止めながら動かなければなりません。リヴァイの姿からは、強さと傷の両方が見えてきます。
相関図で見るエレンと最終決戦へ向かう仲間
エレンとミカサ、アルミンの関係は、幼なじみという出発点を持ちます。ところが前編では、同じ未来を目指す仲間としては行動できませんでした。親しさが残っていることと、行為を認めることは別です。
ハンジからアルミンへの団長継承は、一行の指揮をつなぐ関係になります。リヴァイは、送り出すハンジを見届けて飛行艇へ乗りました。人の役割が引き継がれることで、作戦は続いていきます。
また、ライナーたちは調査兵団と共同で地鳴らしを止めようとします。過去の敵味方を表す線だけでは、現在の協力関係を説明できません。下の表では、前編終盤における目的と立場をまとめました。
| 人物 | 関係・役割 | 前編終盤の立場 |
|---|---|---|
| エレン | ミカサ・アルミンの幼なじみ | 地鳴らしを続ける |
| ミカサ・アルミン | エレンを止めたい仲間 | 飛行艇から決戦へ |
| ハンジ | アルミンへ団長を継承 | 離陸を支えて命を落とす |
| リヴァイ | ハンジの長年の仲間 | 残る者として戦いへ |
| ライナー・ピーク | 調査兵団との共同戦線 | 始祖の巨人へ挑む |
主人公の能力|始祖の巨人と道がもたらす対立
前編のエレンは、始祖の力によって地鳴らしを進めています。多数の超大型巨人が歩みを止めず、通常の戦力では食い止められません。個人同士の決闘を超える規模の危機です。
道は、ユミルの民に関わる重要な空間として描かれます。エレンはそこで仲間たちと対面し、話し合いに応じて進路を変えるつもりがないことを示しました。距離を越えて会話できても、理解し合えるとは限りません。
仲間たちが巨人の能力を失っていないことも、作戦を考える上で重要です。エレンは一方的にすべての抵抗手段を取り上げたわけではありません。ただし、その意味がどこまで明らかになるかは後編へ持ち越されます。
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進撃の巨人 The Final Season 完結編 完結編前編のネタバレから見る原作と後編
原作とアニメの関係、放送・配信情報、続編の発表を紹介します。媒体やシーズンの違いに注意しながら確認しましょう。
原作漫画は完結している?全34巻と前編の到達点
諫山創による原作漫画『進撃の巨人』は、全34巻で完結しています。最終34巻は2021年6月9日に発売されました。原作が途中のままアニメだけ終わった作品ではありません。
完結編前編の中心は、通常版33巻に収録された第131話から第134話です。続きを読む場合は、34巻の第135話からが目安になります。前編まで見たからといって、原作最終話まで把握したことにはなりません。
一方、アニメ全体は2023年11月の後編で結末まで描かれました。前編だけの視聴と、後編までの視聴では、読むべき範囲が変わります。まずは自分がどこまで見たかを確認してください。
アニメ放送情報|2023年3月の初回と各話版を区別
完結編前編は、NHK総合で2023年3月3日24時25分からスペシャル放送されました。暦の上では3月4日未明にあたります。公式の前編初回放送告知が、この最初の放送日時を示しています。
後年の案内にある2023年10月28日は、前編の再放送日です。初回放送が秋だったという意味ではありませんでした。2023冬アニメとして取り上げる際は、3月の初回を基準にしましょう。
制作はMAPPA、監督は林祐一郎、シリーズ構成は瀬古浩司です。前編の主題歌はSiMの『UNDER THE TREE』になります。各話版の主題歌や、後編の曲とは分けて覚えると分かりやすいでしょう。
声優|エレンたちとハンジを演じるキャスト
エレン役は梶裕貴、ミカサ役は石川由依、アルミン役は井上麻里奈です。長く続いた三人の関係が、ここでは対立する言葉の響きとして表れます。幼いころの距離感を知っているほど、会話の痛みが増すでしょう。
ハンジ役は朴璐美、リヴァイ役は神谷浩史が担当しています。見送りの場面は、説明を重ねるより短いやり取りに感情が乗りました。声の強さだけでなく、言葉を置く間にも注目できます。
ライナー役は細谷佳正、アニ役は嶋村侑、ピーク役は沼倉愛美です。ジャンは谷山紀章、コニーは下野紘、ファルコは花江夏樹が演じます。立場の異なる人物が集まるため、声から相手を確かめるのも理解を助ける方法です。
配信情報|前後編と第88~94話の表示を確認
配信を探す際は、スペシャル版の前後編と、分割した各話版の表示を確認してください。各話版では前編が第88~90話、後編が第91~94話に対応します。別の続編が7話追加されたわけではありません。
公式の放送・配信案内では、NetflixやU-NEXT、dアニメストア、ABEMAなどが案内されています。ただし、提供する版や契約条件はサービスの作品ページで確かめる必要があります。過去の無料公開期間を、現在も無料だと読み替えないでください。
後編まで見たい場合は、前編だけの作品ページで止まらないことが大切です。映画版を選ぶ場合も、テレビの特別番組と同じ商品とは限りません。視聴前に収録範囲と料金を確認しましょう。
原作情報・どこで読む?続きを読むなら34巻
原作は、諫山創が別冊少年マガジンで連載した漫画です。講談社の単行本では全34巻として読むことができます。作品の入口や関連情報は、原作公式サイトから確認できます。
前編の続きが目的なら、通常版34巻を選ぶと最終決戦から結末へ進めます。ただし、アニメと漫画では台詞の量や場面のつなぎ方に違いがあります。前編の余韻から読み直したい場合は、33巻も合わせて手に取るとよいでしょう。
最初から読むなら、単行本1巻から人物関係と世界の変化を追えます。特別版や別の装丁では、巻数や特典の見せ方が異なる場合があります。購入する前に、通常版のどの範囲に対応するか確かめてください。
読んだ人・観た人の口コミと感想レビュー
阿部将一のブログでは、前編の映像表現を評価しつつ、ハンジの場面は漫画で読む方が深く受け止められたという感想が述べられています。2023年3月9日公開の、原作既読者による個別のレビューです。視聴者全体の評価を示す調査ではありません。
この感想からは、同じ出来事でも映像の時間と読書の時間で余韻が変わることが分かります。迫力のある動きに心を動かされる一方で、立ち止まって読み返したい人もいるでしょう。どちらが正解かを一つに決める必要はありません。
ラッキーが注目するのは、ハンジの奮闘が出発の成功につながる構成です。死の場面だけでなく、残された者がその時間をどう使うかまで描かれます。別れと継承を一続きで捉えると、前編の重みがより伝わるでしょう。
よくある質問|完結編前編の範囲と結末
完結編という名前から、前編だけで物語が終わると誤解しやすい作品です。実際には2023年3月の前編と、同年11月の後編に分かれています。タイトルの前後を確認するだけでも、混同を防げるでしょう。
ハンジの最期と、エレンとの戦いの決着も別の段階です。前編では取り返せない別れを経験しながら、決戦そのものは始まったばかりでした。後編の出来事を前編の結末として紹介しないことが大切です。
また、原作の続きを読みたい場合と、アニメの残りを見たい場合では案内先が変わります。漫画なら通常版34巻、アニメなら完結編後編が続きになります。迷いやすい点を以下の質問で確認してください。
Q1. 前編だけで進撃の巨人は完結しますか?
完結しません。前編はアルミンたちがエレンとの最終決戦へ臨むところで終わります。物語全体の結末は、2023年11月に放送された後編で描かれました。
Q2. ハンジは前編で死亡しますか?
仲間の飛行艇を出発させるために戦い、命を落とします。その後にエルヴィンたちと再会する描写があります。負傷から回復して任務に戻った場面ではありません。
Q3. ハンジの次の団長は誰ですか?
アルミンが第15代調査兵団団長に指名されます。ハンジは巨人の迎撃へ向かう前に、次の役目を託しました。アルミンはその責任を受け継いで決戦へ進みます。
Q4. アニも前編の最後に飛行艇から降下しますか?
前編終盤では船に残っています。ミカサやアルミンたちと同じ降下場面に参加するわけではありません。後の展開と混ぜず、この時点での行動を確認してください。
Q5. 前編の初回放送はいつですか?
2023年3月3日24時25分からNHK総合で放送されました。暦では3月4日の未明にあたります。2023年10月28日の案内は、前編の再放送に関するものです。
Q6. 各話版では何話が前編ですか?
第88話から第90話が前編に対応します。後編は第91話から第94話です。元のスペシャル放送を分割した版で、独立した新シーズンではありません。
Q7. 前編の続きは原作漫画の何巻ですか?
通常版34巻の第135話からが目安になります。前編は33巻収録の第131話から第134話を中心に描いています。場面を振り返るなら33巻から読む方法もあるでしょう。
Q8. 原作漫画は何巻で完結していますか?
全34巻で完結しています。最終巻の発売日は2021年6月9日です。前編の時点では、まだその最終巻の結末まで進んでいません。
Q9. 前編の主題歌は何ですか?
SiMの『UNDER THE TREE』です。各話版には別途オープニングとエンディングが用意されています。後編や各話版の曲名を、前編の初回放送の曲と混同しないようにしましょう。
Q10. THE LAST ATTACKは原作のその後ですか?
完結編の前後編を再構成した劇場版です。エレンたちの物語が終わった後を新たに描く続編ではありません。上映形式や予定は、劇場版の公式情報で確かめてください。
続編やスピンオフ|後編と劇場版はすでに展開
完結編後編は、2023年11月4日24時からNHK総合で放送されました。前編に続く物語は、放送時期未定のまま残されてはいません。アニメ本編の結末を見たい場合は、この後編へ進みましょう。
2024年11月8日には、前後編を再構成した劇場版『完結編 THE LAST ATTACK』も公開されています。公式の劇場版紹介で、その成り立ちを確認できます。原作の結末より先を描く新しい物語ではありません。
2026年10月20日時点では、同作の特別上映が2027年に予定されています。一方、2026年10月23日開始と案内されているのは『前編~紅蓮の弓矢~』です。公式の特別上映告知を確認し、作品名と予定年を取り違えないようにしてください。
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